オープンアクセス支援
附属図書館は,論文のオープンアクセス化を支援します!
1.オープンアクセス(OA)とは?
学術論文に対して誰もがインターネットを介して無料で利用できるようにすること。
●研究者や大学にとってのOA化のメリット
・より多くの人に論文を読んでもらうことができる
・論文が引用される可能性が高まる
・研究成果の共有が進むことで,学際的な研究やイノベーションの創出が促進され,社会へ還元できる
2.オープンアクセス(OA)を行うには?
大きく分けて2つの方法があります。
(1)ゴールドOA
著者が出版社に論文掲載料(Article Processing Charges;APCと略します。)を支払うことでOA化する方法。
主に次の2つのタイプがあります。
①フルOA:ジャーナル掲載論文のすべてがOA化されているもの。
②ハイブリッドOA:ジャーナルの一部がOA化されているもの。OA化の判断は投稿者が行い,OA化を希望する場合にAPCを支払う。
(2)グリーンOA
著者の所属する機関のリポジトリやWebサイトを通して学術論文等を無料で公開する方法。
一般的に著者最終稿のみが掲載可能,公開まで時間がかかるといった出版社による制約がある。
3.本学における支援制度
(1)論文掲載料(APC)の補助
①転換契約:本学と転換契約を結んでいる出版社のジャーナルに投稿する際,APCの割引を受けられる場合があります。
「本学教職員等が責任著者」,「ハイブリッドOAへの投稿」などの条件があります(事前申込不要)。
☛ APC(Article processing charge)の割引等情報
・Springer-Nature社(2024.1~12 / 2025.1~12)
・Elsevier社(2024.4~2025.3 / 2025.4~2026.3)
・論文投稿システム上「Subscription」と「Open access」を選択する画面が表示される
・「Open access」を希望する
・負担金をお支払いいただける(予算振替)
・ACS(2025.1~12)
・Wiley社(2025.1~12)
②世界的なOA化推進のプログラムへの参加(SCOAP3)
・「APS(American Physical Society)」の一部ジャーナルへの投稿時に,APCが免除されます(事前申込不要)。
(2)金沢大学学術情報リポジトリ「KURA」
本学では,2018年4月1日に「金沢大学オープンアクセス方針」を策定し,KURAを通じたOA化を促進しています。
本学教員,院生等が執筆した学術雑誌論文の著者最終稿などの学術成果を附属図書館にお送りください。
また,本学の教員情報データベースと連携することで,教員側の負担軽減を図りつつ,本学の研究成果の発信に努めています。
(3)その他の本学の制度 (OA以外の支援も含む)
対象 | 問合せ/URL | |
①論文投稿支援(予定) | 若手研究者(予定) | 作成中 |
②金沢大学博士研究人材支援・研究力強化戦略プロジェクト(HaKaSe+)論文投稿支援 |
HaKaSe+選抜学生 | 学務部学務課 |
4.投稿先ジャーナル選択支援サイト(準備中)