加賀藩年中行事図絵儀式風俗図絵
近世の加賀藩における1年間の行事や風俗を描いた絵図。作者の巌如春(いわお じょしゅん)(1868-1940)は加賀藩政時代の風俗や大名の行列図など歴史的考証を踏まえた絵を描くことを得意とした。この絵図は,郷土教育と女子教育の教材として石川女子師範学校から如春に依頼,作成されたものである。
「儀式風俗図絵」の中の「寺小屋」
加賀藩年中行事図絵
●作者:巌 如春
●作成 : 昭和7年(1932年)6月
●受入 : 昭和18年(1943年)4月1日
●形態:紙本著色,画帖。全4帖
●大きさ:縦24.2㎝×横17.9㎝(見開き縦24.2㎝×35.6㎝)
●請求記号 : 「分類60,番号451」
●画像:金沢大学資料館ヴァーチャル・ミュージアムで公開中
儀式風俗図絵
●作者:巌 如春
●作成 : 昭和8年(1933年)3月
●受入 : 昭和18年(1943年)4月1日
●形態:紙本著色,画帖。上下2帖。
●大きさ:縦27.7㎝×横20.1㎝(見開き縦27.7㎝×46.1㎝)
●請求記号 : 「分類60,番号452」
●画像:金沢大学資料館ヴァーチャル・ミュージアムで公開中
■由来
石川県女子師範学校が巌如春に制作を依頼し購入した。昭和18年(1943)4月1日,石川県女子師範学校が石川師範学校へ統合された際,石川師範学校所蔵となる。現在は後進校である金沢大学附属図書館所蔵。
■参考文献
中野