図書館にあなたの世界を創る / Create your own world in the library
中央図書館で開始した新企画「本棚オーナー」になってくださったお二方にお話を伺いました!
本棚オーナーに関心のある方はもちろん、よく知らないという方もぜひご覧ください。
※感想の一部は、こだま218号にも掲載しております。
- 日文歌会 短歌の時間-片岡潮風さん
- 映画研究の世界-柴田真伸さん
(2024/05/24撮影)
日文歌会 短歌の時間
片岡潮風さん(オーナー期間 : 2024/04/04 - 05/27)
本棚オーナーになろうと思ったきっかけは?
杉山先生からのお知らせで、「本棚オーナー」という企画を知りました。また、元々数人で「歌会」という、短歌の制作・鑑賞を行う催しを行っていたため、せっかくの機会だから、もっと多くの人に短歌の魅力を知ってほしいと思い、本棚オーナーに応募しました。
本棚を完成させるために苦労した、むずかしかったところは?
最も難しかったところは、本選びです。自分たちの「好き」や「推し」を人に知ってもらうには、単に自分が好きなものをピンポイントで示すだけでなく、その分野のことについても知ってもらう必要があります。そのため、個人の歌集だけでなくオムニバス形式のものや入門編のような本も展示し、短歌自体に興味を持ってもらえるように工夫しました。
オーナーになってみてよかったと思うことがあれば教えてください
展示を始めて数日で、半数ほどの本が貸出されており、ガラガラになった展示コーナーを見た時はとても嬉しかったです。貸し出された本たちが、借りた人にとって良い出会いであってくれたら嬉しいです。
本棚オーナーに申し込もうか迷っている人に向けて、おススメコメント!
何かを人に言いたくなるくらい好きになるということも、自分の好きなものや「推し」で本棚を埋め尽くすことも、とても素敵なことだと思います。空っぽになった本棚が、次も誰かの「好き」なことで満杯になるなら、その本棚はとても幸せ者だなと思いました。
映画研究の世界
柴田真伸さん(オーナー期間 : 2024/01/18 - 04/01)
本棚オーナーになろうと思ったきっかけは?
自分の研究分野である映画学を学生に周知したいと思ったのが始まりです。図書館には学習意欲の高い学生たちが訪れます。そんな学生たちに、自身の専門分野に限らず学問への興味・関心を広めてほしい一心で本棚オーナーになろうと思いました。
本棚を完成させるために苦労した、むずかしかったところは?
学生たちの目を引くためのPOP作りには思考を重ねました。学術書や研究に関連する書籍は文量が多く、分厚いことから手に取ることへの敷居が高いです(実際私もそうでした)。まずは立ち止まって本を手に取ってもらうために、図書館っぽさを取り払ったYouTubeのサムネイル風POPを製作してみました。
オーナーになってみてよかったと思うことがあれば教えてください
自分が図書館に足を運んだ際に誰かが自分の本棚の書籍を手に取っている、本が貸出中になっている瞬間が、オーナーになって一番よかったなと感じました。自分の「好き」が本を通じて誰かに伝わったという意味でこの企画に応募した甲斐がありました。
本棚オーナーに申し込もうか迷っている人に向けて、おススメコメント!
「自分の趣味や推し、熱中していることを布教したい」と考えている人にとって本企画は千載一遇の好機です。中央図書館は文系・理系問わず多くの学生が利用するため、あなたの好きはきっと誰かに伝わるはずです。