附属図書館シンポジウム「地球と人類のCO2物語」を開催

附属図書館は,12月13日,自然科学系図書館で平成25年度附属図書館シンポジウム「地球と人類のCO2物語:二酸化炭素とのつきあい方を考えてみよう」を開催しました。


左から鳥谷特任助教,神谷教授,本多助教,中澤教授今回のテーマは,温室効果ガスの代表である二酸化炭素について「活用技術」と「地球システム全体の中での役割」という2つの観点からその意義を考えるもので,櫻井勝情報担当理事の挨拶,柴田正良附属図書館長による趣旨説明に続いて,神谷信夫大阪市立大学複合先端研究機構教授,本多了理工研究域サステナブルエネルギー研究センター助教,中澤高清東北大学大学院理学研究科大気海洋変動観測研究センター客員教授による講演が行われました。 


各講演では,従来の光合成研究の中で「最後に残された最大の課題」とされた水分解・酸素発生の中心構造の概要, 下水処理水を微細藻類バイオマス・エネルギー生産に利用するためのプロセス開発の現状と課題,大気中におけるCO2増加の実態とその気候への影響についての最新の知見が紹介されました。最後に3人の講演者をパネリストとして,鳥谷真佐子先端科学・イノベーション機構特任助教の司会でディスカッションが行われました。


シンポジウムには石川高専の1年生41名を含む学内外から71名の出席がありました。ディスカッションでは,高専生からも質問が出されるなど,地球温暖化や二酸化炭素をめぐる地球規模の課題について有意義な意見交換がなされました。

満席になった会場の様子

シンポジウムの広報用ページ