【開催報告】「大学図書館におけるこれからの学習支援」(3/11)

附属図書館は,3月11日,大学間連携共同教育推進事業採択事業「学都いしかわ・課題解決型グローカル人材育成システムの構築」の一環として「図書館機能強化プログラム」シンポジウム「大学図書館におけるこれからの学習支援:ラーニングコモンズを超えて」を医学図書館で開催しました。

シンポジウムこの事業では,大学図書館を課題解決型グローカル人材の継続的育成を下支えするためのサポート体制の一つとして位置づけています。毎年,石川県内の大学図書館が連携して機能強化を図っていくための方向性を確認することを目的としてシンポジウムを開催しており,大学コンソーシアム石川の加盟機関の図書館関係者を中心に県内外から53名の出席がありました。

今回は,柴田正良金沢大学附属図書館長の挨拶に続いて,三重大学附属図書館研究開発室 長澤多代准教授による海外の大学図書館における情報リテラシー教育をカリキュラム組み込むための方策に関する基調講演が行われました。続いて,金沢工業大学環境・建築学部教授,SL室長 鹿田正昭氏による金沢工業大学ライブラリーセンターにおけるサブジェクトライブラリアンの活動に関する講演,京都ノートルダム女子大学人間文化学部 鎌田 均講師による,近年アメリカで注目されている図書館という場所を超えた利用者支援についての講演が行われました。

その後,本事業のICTシステム活用・促進・開発グループ長である堀井祐介金沢大学大学教育開発・支援センター教授と柴田館長を加え,久保田進一金沢大学大学教育開発・支援センター特任助教の司会でパネルディスカッションを行い,フロアから活発に意見が出されるなど,ラーニングコモンズという枠を超えた今後の大学図書館における学習支援のあり方について有意義な意見交換を行うことができました。

当日の配布資料は次のURLからご覧いただけます。
http://hdl.handle.net/2297/36788

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