森田柿園自筆『加賀諸神社縁起』を含む貴重資料3点を金沢大学デジタル・アーカイブで公開

2025年4月,金沢大学附属図書館では他機関での所蔵のない貴重資料を含む次の3点の資料の電子化・Web公開を行いました。

  • 『加賀諸神社縁起』郷土史家・森田柿園(しえん)が加賀藩内の55の神社の由来をまとめた書物。金大所蔵版は明治時代にまとめられた同名の本の自筆原稿
  • 『龍図公案』17~18世紀に中国で編まれた,東周から明末の散文を収めた古文集。国内では他1館のみで所蔵
  • 『古文観止』中国・宋の時代に書かれたの公案(犯罪の捜査、裁判)形式をとった短編小説集。本学のみで所蔵

加賀諸神社縁起これらの資料は,金沢大学附属図書館で実施している「お宝発見!プロジェクト」支援事業を通じて,本学教員により確認されたもので,金沢大学デジタルアーカイブから公開することで,全世界から利用可能な研究資源となることが期待されます。

 

なお,この件について次のとおりプレスリリースを行い、以下のとおり新聞で報道されました。あわせてご覧ください。
https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/20250424.pdf

  • 加賀諸神社縁起などアーカイブで公開 金大附属図書館(北國新聞 2025年5月1日朝刊)
  • 金大の「お宝」デジタル公開 第1弾 郷土史家・森田柿園らの3冊(北陸中日新聞 2025年5月4日朝刊)