電子資料の適正利用について Fair Use Rules for e-resources
本学で購読している電子ジャーナル,電子ブック及びデータベースの利用については,出版社と本学の間で利用許諾契約をかわしています。契約違反が発生した場合,大学全体で電子ジャーナル,電子ブック及びデータベースの利用ができなくなり,研究・教育活動に重大な支障をきたします。一般的に電子ジャーナル,データベースについては以下の行為は禁止されていますので絶対行わないでください。電子資料の各プラットフォームごとに契約条件が異なりますので,ご注意ください。
The university maintains license agreements with publishers regarding the use of subscribed e-journals, e-books and databases.
If any of the below rules based on the agreements are violated, the provider may suspend access to e-journals, e-books and databases for the entire university. That interferes with the university’s research and education activities.
The following matters are strictly prohibited.Please note that each platform of e-resources has different terms and conditions.
1.大量ダウンロードの禁止
Systematic and high-volume download is prohibited.
●ツールによる大量ダウンロード
文献管理ツールの文献自動取得機能、Webブラウザの拡張機能など、一括で大量のダウンロードができるツールや機能は使用をお控えください。
【事例】
*EndNoteの「一括ダウンロード機能」で,特定の雑誌が大量ダウンロードされたとみなされるケースがありました。
*Mozilla Firefoxのアドオン「スクラップブック機能」で大量に関連ファイルがダウンロードされてしまうケースがありました。
●ブラウザの先読み機能による大量アクセス/大量ダウンロード
最近のwebブラウザには「リンク先読み機能」が組み込まれているものがあります。
この機能が有効な状態で電子ジャーナルやデータベースを利用すると、バックグラウンドでリンク先のページ読み込みが繰り返され、意図せず大量アクセス/大量ダウンロードになってしまうことがあります。
以下の設定変更で、お使いのブラウザの「リンク先読み機能」を無効化していただきますよう、ご協力をお願いします。
【無効化ブラウザ別の設定手順】
Microsoft Edge
「設定」→「Cookieとサイトのアクセス許可」→「Cookieとサイトデータの管理と削除」→「ページをプリロードして閲覧と検索を高速化する」をオフ
Google Chrome
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Cookieと他のサイトデータ」→「ページをプリロードする」で「プリロードなし」を選択
Safari (Mac)
メニューバー「Safari」→「環境設定」(または「設定」)→「検索」タブ「バックグラウンドでトップヒットを事前に読み込む」のチェックをはずす
Safari(iOS、iPadOS)
「設定」→「Safari」→ 検索「トップヒットを事前に読み込む」をオフ
●大量ダウンロードとみなされた場合
提供元によって大量ダウンロード*とみなされる基準は異なりますが,プログラムによる自動データ収集は厳禁です。手動であっても,不必要な大量ダウンロードはご遠慮ください**。
*ダウンロードとは,パソコン本体やUSBメモリーにファイルを保存することではなく,オンライン上のファイルを開くことを意味します。
**例えば,CAS SciFinder-nの場合,いかなる一時点においても5,000件を超えるダウンロードは禁止されています。
1.附属図書館から総合メディア基盤センターにアクセスログを問い合わせます。
2.アクセスログをもとに,疑いのあるIPアドレスの確認をします。
3.該当のネットワーク管理者に連絡し,大量ダウンロードを行ったPCの利用者を特定します。
4.事情を伺い,場合によっては厳重注意します。
5.以上の経緯について,附属図書館から電子ジャーナル等の提供元サイト管理者に報告します。
6.その後制限解除が行われ,利用再開となります。
2.データの配布制限
Duplicate supplying of data is prohibited.
電子ジャーナルのデータは,個人の調査・研究のためにご利用ください。