「思考の森」企画展「ヘルン先生と四高教授になった教え子たち」 Shiko no Mori Exhibition ”Lafcadio Hearn and His Former Students Who Taught at the Fourth Higher School”

明治期に英語・英文学の教師として活躍するかたわら日本文化を研究、海外に紹介し、小泉八雲として日本に帰化したラフカディオ・ハーン(1850~1905)。八雲は来日直後から「ヘルン先生」として教え子たちに親しまれ、八雲自身もそれを喜んでいました。八雲については、松江、熊本、東京で活躍したイメージがありますが、実は金沢大学の前身の一つ第四高等学校(四高)の教授の中にも、その教え子が複数名いました。大谷正信、田部隆次、岸重次…それぞれにヘルン先生の業績や蔵書を後世に伝えるために大きな貢献をしています。本展では、附属図書館所蔵資料を通して八雲と教え子たちのつながりを紹介します。

小泉八雲全集

弟子たちが編纂した豪華装幀の『小泉八雲全集』

岸重次による八雲の東京帝大講義受講ノート

岸重次による八雲の東京帝大講義受講ノート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■会期:2026年1月13日(火)~3月27日(金) 

※初日1月13日は10:00から開始します。

 中央図書館の開館時間と同じ( ≫ 開館カレンダーを参照 ) 

※会期中に担当職員が展示物を解説するギャラリートークを行います。お気軽にご参加ください。
 1月20日(火),1月28日(水)各回12:20~ 15分程度

 

■展示場所:中央図書館2階「思考の森」展示コーナー

  ≫ 館内マップ

  ≫ 交通アクセス ※できる限り公共交通機関をご利用ください。
   やむを得ず、お車でお越しの際は、B駐車場をご利用ください。

 

■主な展示資料

1.『日本の面影』の中の大谷正信と「八雲全集」の刊行

ーGlimpses of unfamiliar Japan(日本の面影) / Lafcadio Hearn. Boston : Houghton, Mifflin, c1894(初版)
小泉八雲が来日後初めて著した作品集。出雲地方と松江でのエピソードが英語で描かれている。日本では『日本の面影』として知られている八雲の代表作の一つ。八雲が松江を離れる最終章「Sayonara」には、大谷正信(後に四高教授)による生徒代表としての挨拶が収録されている。

 

ー小泉八雲全集 / 小泉八雲著 ; 大谷正信、田部隆ほか訳.第一書房, 1926-1928
17巻+別冊からなる八雲の著作を集めた全集。後に四高教授となった大谷、田部隆次などを含む教え子たちが中心となって翻訳・発行した豪華本。

 

2.岸重次による八雲の東京帝大講義受講ノート

岸重次(後に四高教授)が帝国大学英文科在学中に記した講義受講ノート。その大半が八雲による英文学の講義の受講ノート。また八雲による最後の講義の受講ノートに続いて、後任で英文科講師に就任したばかりの夏目漱石による最初の講義録(一部)も含まれている。


3.田部隆次が書いた八雲の伝記/駒井徳太郎の手紙
ー小泉八雲 : ラフカディオ・ヘルン / 田部隆次. 早稲田大学出版部, 1914.4
八雲の帝国大学時代の教え子、田部隆次(後に四高教授)が執筆した八雲の伝記。この本の序は、当時、四高で田部と同僚だった西田幾多郎が書いている。田部は後に、兄・南日恒太郎(当時富山高校・初代校長)と共に、ハーンの蔵書を遺族から購入。富山高等学校(現・富山大学)図書館に「ヘルン文庫」を作った。

 

ー駒井徳太郎の小泉八雲宛書簡/小泉八雲の駒井徳太郎宛書簡
当時帝国大学中国文学専攻だった駒井徳太郎は、八雲と手紙のやり取りを行っている。その内容が雑誌に掲載されたものを展示


■参考文献

今回の展示にあたっては、次の文献を参考にしました。あわせてご覧ください。

染村絢子「小泉八雲と周囲の人々」 金沢大学資料館紀要 第2号、pp.7-47, 2001

https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/records/31727

 

■ガイドペーパー

ガイドペーパー(作成中)

 

■関連情報
小泉八雲の旧蔵書等のコレクション「ヘルン文庫」のある富山大学附属図書館でも次のような展示を行っています。小泉八雲について、もっと深く知りたい方にお勧めです。詳細は富山大学附属図書館にお尋ねください。

 

ヘルン文庫特別展示「日本の生活 : 小泉八雲と日本のつながり」
ー期間:2026年1月9日(金)~4月30日(木)
ー場所:富山大学中央図書館5F ヘルン文庫前

 

ヘルン文庫特別公開・展示
https://www.lib.u-toyama.ac.jp/hearn_2025exhibition/

 

富山大学附属図書館ヘルン文庫
https://www.lib.u-toyama.ac.jp/chuo/hearn/hearn_index.html

 

 

■問い合わせ
学術情報課貴重資料担当 

e-mail: collection@adm.kanazawa-u.ac.jp