「思考の森」企画展「再発見された”天下の書府”:新井白石の言葉と尊経閣文庫」Shiko no Mori Exhibition “Rediscovering the ‘Book Prefecture’ of Kaga: Arai Hakuseki’s Praise and the Sonkeikaku Bunko Collection”
「加賀は天下の書府」―よく知られたこのフレーズは、学問を重んじた加賀前田家五代当主・前田綱紀の蔵書を賞賛した新井白石の言葉として広く知られてきました。しかし、その言葉の典拠となる資料は、長く所在が不明でした。このたび、東京国立博物館で開催された特別展「百万石!加賀前田家(会期:2026年4月14日~6月7日)」に際して行われた前田育徳会の調査により、当館所蔵『紅雪樓(こうせつろう)叢書』が現存唯一の肉筆資料であることが確認されました。今回の企画展では、再発見されたこの貴重な資料の現物を展示するとともに、「天下の書府」の象徴である尊経閣文庫(注)の魅力の一端を、精巧な複製本(尊経閣叢刊)でご紹介します。
(注)綱紀は自身の蔵書に「尊経閣」と名付け「尊経閣蔵書」と呼んでいます。「尊経閣文庫」の呼称は「公益財団法人前田育徳会」の通称です。
■会期
令和8年6月22日(月)~9月30日(水)
※会期中,担当職員が展示物を解説するギャラリートークを行います。お気軽にご参加ください。
6月22日(月),6月24日(水)各12:20~ 15分程度 ※終了しました
■展示場所
中央図書館2階「思考の森」展示コーナー
※閲覧カウンター前
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※できる限り公共交通機関をご利用ください。やむを得ず、お車でお越しの際は、B駐車場をご利用ください。
■展示内容
(展示ケース1)再発見された“天下の書府”
-金子盤蝸筆『紅雪樓叢書』
(展示ケース2)“天下の書府”はどう伝わったか?
-新井白石全集第6巻 (明治40年)
-加賀松雲公(上・中・下) / 近藤磐雄編. 羽野知顕, 1909.2
-松雲公小伝 / 藤岡作太郎. 高木亥三郎, 1909.2
(展示ケース3)「天下の書府」の中のお宝たち
尊経閣叢刊(加賀前田家が所蔵する古文書や古典籍のうち特に貴重と考えられるものを1926(大正15)年~1952(昭和27)年にかけて写真複製された叢書)の中から展示
-前田本枕草子 / 清少納言 ※オリジナルは重文
-土佐日記 / 紀貫之;藤原定家筆 ※オリジナルは国宝
-類聚国史 / 菅原道真 ※オリジナルは国宝
■ガイドペーパー
■展示についての報道
次のとおり報道されました。
-2026年6月22日(月)18:00~石川テレビ「石川さんパレット」「加賀は天下の書府」言葉の元となった資料が金沢大で見つかり初の展示 新井白石の手紙の書き写しなど4点(ニュース動画)
-2026年6月23日(火)北國新聞 朝刊22面「「加賀は天下の書府」を引用 「貴国天下之書府ニ候(そうら)ヘハ…」 新井白石の言葉 現存最古か幕末儒学者の肉筆文書確認 金大附属図書館が所蔵」(有料記事)
-2026年6月26日(金)北陸中日新聞 朝刊面「白石記した「加賀は天下の書府」 幻の根拠写し 半世紀ぶり確認 金大図書館の所蔵品調査、公開」(有料記事)
■問い合わせ
学術情報課貴重資料担当
e-mail: collection@adm.kanazawa-u.ac.jp
