(6/23-8/10) 企画展示「青島(チンタオ)鹵獲(ロカク)資料(青島文庫)」

中央図書館では,「日・EUフレンドシップウィーク2016イベント」として,
企画展示第2弾「青島(チンタオ)鹵獲(ロカク)資料(青島文庫)」を以下のとおり行っています。

みなさんは,「ロカク」ということばの意味をご存じでしょうか? 
  (鹵獲⇒広辞苑第6版によれば,戦勝の結果,敵の軍用品などを奪い取ること)
さらに,この「鹵獲資料」が金沢大学に所蔵されていることをご存じでしょうか?
青島で旧日本軍が鹵獲した書籍は,現在全国25箇所の機関において保存されており,金沢大学には354冊を現存しています。
今回の展示は,一部になりますが,戦争によって数奇な運命をたどった資料をこの機会にぜひご覧ください。

 参考文献: 
 志村恵「青島歯獲書籍について: 現在の所蔵を中心に」金沢大学文学部論集:言語・文学篇27号(2007),23-36.(http://hdl.handle.net/2297/3858

展示内容: 「青島文庫」 32冊

   第一世界大戦後,ドイツ租借地青島にあったドイツ官有及び膠州図書館等に所蔵されていた書籍が鹵獲され,日本各地の高等教育機関に配付されました。そのうち,第四高等学校が配付をうけたものを「青島文庫」として受け継いでいます。

期間: 平成2823日()~10日() ※貸出不可
場所: 中央図書館 3階 AV室前

入場: 無料