(終了)西田幾多郎シンポジウム「金沢から考える西田哲学の可能性とその魅力」および企画展示「四高は「善の研究」のふるさと」を開催
附属図書館では,次のとおり,西田幾多郎に関するシンポジウムと企画展示を行います。ぜひご参加ください。
趣旨
近年西田哲学に関する膨大な新資料が次々に西田幾多郎記念哲学館に寄託され,西田哲学に対する新たな研究の期待が高まっています。また昨年,この哲学館と当館によって,ながらく幻の書物とされていた『西田氏実在論及倫理学』が当館駒井文庫から発見されて,ニュースになりました。西田が学びまた教鞭をとったここ金沢には,もともと西田哲学について強い関心をもつ市民,学生が多くいることもあり,この金沢の地から西田哲学を再評価する機運が生まれつつあります。
そこで,附属図書館では,西田幾多郎記念哲学館の協力のもと,企画展「四高は「善の研究」のふるさと:金沢大学の蔵書から見た西田幾多郎」を実施するとともに,シンポジウムを開き,上記の新資料や企画展示についての情報提供もふくめ,西田哲学の可能性と魅力を討論します。
※どちらも入場無料(予約不要)一般の方も参加いただけます。
シンポジウム
■タイトル:金沢から考える西田哲学の可能性とその魅力
■日 時:2023年10月16日(月)16:30~18:00
■場 所:金沢大学附属図書館中央図書館AV室
■提 題 者:
中嶋 優太 石川県立看護大学講師 |
「『善の研究』の形成過程と新資料」 |
橋 洋平 情報サービス課長 |
「金大所蔵西田幾多郎関連資料の”お宝化”について考える」 |
小田桐拓志 融合学域准教授 |
「脳の世紀」はなぜ失敗したのか―西田哲学入門―」 |
山本 英輔(司会) 人間社会研究域教授 |
「後期西田哲学の魅力―寸心読書会の経験から―」 |
※各提題者が15分ずつ発表後,最後に全員でディスカッションを⾏います。
企画展示
■タイトル:四高は「善の研究」のふるさと:金沢大学の蔵書から見た西田幾多郎
■実施期間:2023年10月13日(金)~11月6日(月)中の開館日
■場 所:中央図書館 「思考の森」展示スペース
西田幾多郎記念哲学館の企画展示「「善の研究」ができるまで」(2023年3月28日~9月24日)に出陳している附属図書館所蔵資料(「善の研究」の初出雑誌等、四高と「善の研究」に関する資料)を中心に,附属図書館で所蔵する西田幾多郎関連の資料を展示します。
主催:金沢大学人間社会研究域
金沢大学附属図書館
協力:西田幾多郎記念哲学館
【お問い合わせ先】
中央図書館係
TEL: 076-264-5211
Email: etsuran@adm.kanazawa-u.ac.jp